たぶん、フツーのお母さん

自分のペースを探る、背伸びしない暮らし。

母ちゃん、迷子になる。

けっこう行き当たりばったりで出かけるから、迷子になることはよくある。

だから、iPhone様様である。

自分がどこにいるのかも見失ったとき、「貴女が今いるのはここよ」と教えてくれる、ありがたい存在。

迷った。

自分がどこにいるのかはわかっても、そこからどう行けば行きたい場所に行けるのかわからない。線路沿いは川沿い以上に難儀する。ましてや、線路と森と川と住宅街と大学の融合されたビミョーに田舎。線路の両側を小高い土地が挟む。大きな道を外れた途端に現れる丸い模様がついた急坂。マジか。
ぐーぐるまっぷには、急坂とは書いてないし、階段とも書いてない。

空はキレイだ。


ホントはコーチが言っていた「隣りの大学構内を通る、平坦な道」を探していたんだ。
それらしき道は、夜は街灯もなさそうな森の中だし、家が建っているけどここに家を建てようと思った気持ちがわからないような崖っぷちだし、押して登るにも気合いか必要な丸い模様がついた急坂もあるし、とても平坦なんかじゃなかった。

ホントにこの道なのかコーチに聞いてみなきゃ。狐か狸に化かされたような気分。



探検するのはキライじゃない。
道に迷っても、いつかはどこかに出られるさと思えるくらいには楽観的な性格。

森に入る手前の年季の入ったマンションという名のアパートの1室から妙齢の女性たちの賑やかな声が聞こえて、なんとなくそこに暮らす人たちの息遣いを感じるのもキライじゃない。
あの辺りは年配のご夫婦なんかが住んでいるようなお宅が多かったけど、不便じゃないのだろうか。なんて余計なお世話な心配をしてみたり。
通りすがりの猫に話しかけてみたり。


そういえば、子どもたちが出会ったという、自転車で北海道を目指しているという胡散臭いおじさんは無事に北に向かっているのだろうか。
北海道を目指してるのに団地の中に迷い込んで小学生に「北ってどっち?」と聞いてる辺り、北海道になんて到底たどり着かない気しかしない。