たぶん、フツーのお母さん

自分のペースを探る、背伸びしない暮らし。

思い出は残すものではなくて残るもの

昨日は久しぶりに遠出をした。
チチは基本的に日曜祝日しか休みじゃない昭和な職場に勤めているし、子どもたちはサッカー。ワタシは運転を代われないし、なかなか遠出は遠慮して言い出せない。

もともと気ィ遣いのチチは練習がオフになると「遊びにいこう」と提案してくれるけど、いつもは近場で済ませている。近場でもそれなりに楽しめるから、とくに不満はない。
年々、近場の範囲も広がっている。



昨日はチチの提案で勝沼へ。

インター降りたら5分で葡萄狩り。
一面、葡萄畑。
道の両側が葡萄園。
果物狩りなんか、ただ眺めながら通り過ぎるもんだった。

朝イチで葡萄狩り。
そんなに食べられるわけがなく。

でも、ネットでお安いとこを見つけていたから気にならない。
突然「葡萄狩りに行きたい」と言われれば躊躇するけど、下調べして納得していればこれもレジャーだと理解できる。
その場でもぎって食べる葡萄は、楽しいし美味しい。


葡萄狩りのあとは、見晴らしのいい丘の上の日帰り温泉へ。
これもまたお泊まり以外では初めてのことだったけど、男女に分かれて小一時間のんびりとお風呂に入るのもたまには悪くない。今度近所のスーパー銭湯にも行ってみようかと、珍しくチチが気に入っていた。チチなんて長年毎晩子どもたちとお風呂に入ってるのに、それでも違うんだなぁ。開放感だろうか。
ワタシは、ムスメがいるとゆっくり入れない。せっかちなんだもん。

お風呂のあとは、葡萄園で見かけたチラシを手に大日影トンネル遊歩道を散策。
中央線の廃線跡なんだけど、保存状態もよくて映画みたいな気分を満喫できる。
そういえば、子どものころから筋金入りの鉄ちゃんな弟がこんな廃線跡の話をしてたっけ。確かに鉄分多めな方もいらっしゃるようだったけど、普通の家族連れもけっこう多かった。

終点まで1.4km。
折り返して約3km。
なんにもないっちゃなんにもないけど、行ってよかった場所のひとつ。
子どもたちもこういうところを楽しめるようになったんだなぁ。
そういえば、交通博物館が閉館する前にムスコを連れて万世橋駅を見にいった。ハハは、昔から歴史的建造物が好き。

ムスコは帰りの1.4kmを、ハハの肩を借りながらもレールの上を歩ききった。ちょっと体幹鍛えられたんじゃないかな。



腹ごなしも終えて、第1の目的のほうとう……
ところが、ここで勃発。
チチが調べたお店が人気店で2時間待ち⁉︎
当初の予定では、葡萄狩りでお腹いっぱいだろうから遅めのお昼でいいかなんて言ってたのに、せっかちなチチは後回しにできない。
お昼時でどこも混んでいて、けっきょく石和方面まで足を延ばし、4軒目にしてようやく念願のほうとうにありつく。

怪我の功名。
お惣菜食べ放題もあって、感じのいいお店だった。

桔梗屋の本社工場の近くだったから、桔梗屋にも寄って信玄餅ソフトを食べ、
残念ながら信玄餅は売り切れだったから帰りのSAでお土産の信玄餅を買い、
高速が渋滞してたから途中で一般道に降り、夕飯にカツカレーをお持ち帰り。
お土産も配達して、12時間の長旅だった。



残念だったのが、せっかちなチチとムスメが廃線跡散策のあと辺りから偏頭痛を発症。
ワタシも元偏頭痛持ちで、旅行帰りには疲労から必ず偏頭痛になっていたけど、昨日は大丈夫だった。
これからはムスメの頭痛薬も持ち歩くようかなぁ。

なんにしても健康は大切だし、
焦ったりイライラしたりしないで旅を楽しめるといいなぁ。


今回の旅が家族の楽しい旅の思い出になるといい。
今回、あえてカメラは持っていかなかった。iPhoneのみ。
カメラを構えるとちょっと傍観者みたいな気分になるし、思い出は残すものではなくて残るもの。
SNSに投稿するくらいなら、iPhoneのカメラで充分な気がする。



ようやくほうとうにありついて、チチが一言、
「ここで正解だったよ」
と言ったときに、
(こういうふうに言ってくれる人だから一緒にいられるんだなぁ)
と思った。

諦めた道に未練を引きずるでもなく、
過ぎたことに文句を言い続けるわけでもなく、
今、目の前にあることを良かったと言える。
たぶん、本来はそういう人じゃないんだけど(苦笑)
「たられば」を延々と主張する人や、あれはイヤこれはイヤと文句を言う人とは一緒に行動できない。

人は一緒にいると良くも悪くも変わるんだなぁ。
せっかちも治ればいいのに。